2014 さくら野
夏越しの月 陶器を楽しむ
と題して
南部名久井焼 見学院窯
砂庭 大門 作陶展
”和座のエッセンス”
を開催いたします。
期間:6/10(火)-6/15(日) ※最終日午後4時閉場
場所:さくら野青森店 4階イベントホール
ということで、打ち合わせと称し、青森県南部町(旧名川町)の名久井焼見学院窯へお邪魔しました。
旧名川町は、馬淵川沿い、名久井岳のふもとにあり、サクランボが有名です。
温暖な気候で、雪が少ない地域です。そして県内で有名な名久井農業高校があります。
南部町、名川町、福地村が合併して南部町になりました。
この建物が見学院窯ギャラリー。かつてペンション経営をしていた建物を
そのままギャラリーにしました。
で、こちらが旧見学院窯ギャラリー。建物が古いので引っ越ししたそう。
ギャラリーはこんな感じ。仕事柄いろいろギャラリーを見てきましたが、
もっとも美しく広く見やすい。
先代は西洋好きということで、建物や絵などが洋風です。
今回のタイトルが”和座のエッセンス展” 和座は技にかけています。
砂庭大門さんは、どちらかというと和に傾倒しているそうです。そこで今回の作品も漆を塗った陶器や、馬上杯(戦国時に馬上で水や酒を飲む杯)などを販売します。
こちらはギャラリーに併設している、陶芸体験場所。
ゆったりしてて、体験したくなりました。
で、ろくろの撮影の許可をとったところ、せっかくだからということで、
実際に回してもらいました。あっという間にこの形です。
砂庭さんは、父親が陶芸家の砂庭大作、そして備前焼の人間国宝 山本陶秀氏に弟子入りし、息子の山本雄一氏とともに8年修行されました。3人の師のもとで陶芸を学びました。
守破離(しゅはり)という言葉があります。伝統を守り、破り、離れるという意味です。
これは左から右へ進むということではないように思います。
形で表すと三角形ではないか、守る破る離れるはつながっていて三位一体だと思います。
このことを砂庭さんに話したところ、
「脱伝統を目指したい。備前焼の技法、父親の影響から離れることなく脱伝統を目指したい」
このようにおっしゃっていました。
この作品は”漆彩陶器”と呼びます。
今回この陶器を中心に200点あまりを展示販売いたします。
2014 さくら野
夏越しの月 陶器を楽しむ
南部名久井焼 見学院窯
砂庭 大門 作陶展
”和座のエッセンス”
6/10-6/15 最終日午後4時終了
さくら野青森店 4階イベントホール
南部名久井焼 見学院窯のホームページはこちらです。
http://www.nakuiyaki.com/index.htm